実証分析の論文を書くためのタスクリスト

研究作業の効率化にいつも頭を悩ませています。
しばらくは、以下の手順に従って進めてみようと思っています。
興味がある方向けに、それぞれのタスクリストの詳細についても説明しようと思います。各見出しがリンクになりますのでそちらをご覧ください。


1.問題定義と研究デザイン:

  • 研究の目的の明確化
  • リサーチクエッションが経済学の理論的な枠組みとどのように関連しているかを理解する
  • リサーチクエッションを経済学の理論に基づいて定義する
  • 必要なデータの種類とソースの特定
  • 理論的な予測に基づいて分析モデルを選択する
  • 研究デザインのドキュメンテーション
  • 因果関係を概観するグラフ作成の勉強と練習

2.背景理解と政策の分析:

  • 政策の特性の理解とドキュメンテーション
  • 因果効果を分析するための戦略の理解と計画
  • 政策の文脈や影響を理解するための資料収集
  • 政策の処置群と対照群の理解

3.先行研究の調査:

  • 先行研究調査の計画
  • 先行研究調査の実施
  • 関連文献の読解と要約
  • 先行研究の知見を用いた研究デザインの改善

4.データ収集:

  • データソースからのデータ取得
  • データの整形
  • データのクリーニング(例:外れ値の処理、不適切なデータの削除)
  • データの保管と管理

5.因果関係の概観:

  • 推定前の散布図などのグラフ作成
  • グラフから得られる洞察を用いた識別戦略の見直し

6.データ分析:

  • 政策効果の推定モデルの構築
  • イベントスタディグラフを描く
  • 因果効果の推定
  • 結果の解釈
  • 潜在的な問題の評価(例:過学習、バイアス)
  • 他のモデルや方法との比較分析

7.結果の報告:

  • 結果を視覚的に伝えるための美しいグラフの作成
  • 分析結果の要約
  • 論文の執筆(例:導入部、方法論、結果、結論)

8.レビューと改善:

  • ピアレビューのリクエストと管理
  • レビューに基づく分析の再実行や修正
  • 論文の修正と最終化
  • 公開前の最終チェックと承認