研究論文の書き方の勉強
論文の書き方を勉強しようと思ったときに私が採用した方法について紹介します。
・論文の書き方の本・資料を読む
・先行研究の構造を調べて真似をする
これらは私が今でも行っている方法です。
・論文の書き方の本・資料を読む
論文の書き方の本は昔から大量にあるので好きな本を読めばいいと思います。
私が個人的に好きだったのは、以下の本です。
論文を書きながら慌てて読むような本ではありませんが、段落の中の構造を考えながら文章を書くことを学びました。
最近、見た記事ですと以下がとても参考になりました。
イントロの書き方に関する記事なのですが、過去数年の間にトップクラスの経済系学術誌に掲載された論文のイントロがどのような段落構成になっているのかをまとめたものです。
しかも、まさにこれが、次で紹介する、私が独学していた方法をより洗練させたものでした。
・先行研究の構造を調べて真似をする
上で紹介した本で、論文には、章立て、章内の段落、段落内の文章のそれぞれに構造があり、それに従って文章が書かれていないと駄目だと知ることになったわけです。その構造はおそらく分野ごとに異なるだろうと想像できたため、ひとまず今書いている論文の先行研究をもう一度精読してみることにしました。
構造に関するメモをとりながら論文を読むためにマインドマップソフトを利用しました。構造を視覚的に表現できると思ったからです。結果的に、これは良い発想だったため、現在自分の論文を書くときにもこの方法を採用しています。
・さらなる「論文の書き方の勉強」
私には論文を書くスキルのレベルアップがまだまだ必要です。というよりも、トップジャーナルに論文を載せいているような有名研究者でさえ、リジェクトされた論文を次の雑誌に投稿する前に論文の書き方の基本をみなおしたり、投稿までに72回の改訂をしたりしている、という話をツイッターで見かけることがあります。多分一生勉強が必要なのでしょう。
私が論文の書き方の勉強として始めてみたいと思っているのは、上記のネット記事と同じようなことです。常に論文は大量かつ迅速に読まねばならず、しかも、内容を理解しなければなりません。上記の記事を目指す必要はありませんが、それなりの質のアウトプットをすることを意識して、論文を読んでみようと考えています。
・論文の構造に関する「統計」
・論文の紹介
などを記事にしていきたいと思いますので、興味があれば御覧ください。